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東京からロンドンまで飛行機で行く場合の所要時間は、現在の技術だと約10~12時間。しかし、40年後には、たったの2時間で行けるようになるのかも知れない。

パリで開催された航空ショーで、大手エアバス会社EADS社が発表したのは空前絶後の極音速(ハイパーソニック)旅客機、その名も「ZEHST」だ。

ZEHSTは、「Zero Emission Hypersonic Transportation」の略であり、直訳すると「排気ゼロの極超音速輸送」となる。環境に悪い二酸化炭素などは排出しない設計で、世界一環境にやさしい旅客機を目指しているそうだ。

使われるエンジンは3種類。ジェットエンジンとロケットエンジン、そしてラムジェットエンジンと呼ばれる超音速エンジンだ。機体のほとんどは燃料タンクに費やされ、最大定員100人の乗客は、機体前方に座ることになる。

そして今の旅客機の高度より3倍近く高い、上空約3万2000メートルを巡航し、最高速度はおよそ時速5000キロ。これはスペースシャトルの再突入時に匹敵するマッハ5以上のスピードに相当するそうだ。

今から40年後といえば2051年。できることなら、もっと早く実現してほしいと切に願うばかりである。

参照元:Daily Mail(英文)